宅配専門の寿司店である銀のさらにおいて、店舗内のキッチンにて商品を作り上げるメイク部門のバイトさんは「縁の下の力持ち」のような存在です。

銀のさらのキッチンにはシャリの製造を効率よく行う「全自動シャリ製造機」や冷凍したネタをうまみ成分を逃がす元凶である「ドリップ」の流出を激減させ、鮮度を保ったまま解凍できる「高電圧解凍機」などが設置されています。

しかし、最終的に商品まで仕上げ、銀のさらのチラシで見るような鮮度の良い寿司にするには、メイク部門のバイトスタッフの手を加えることが必要不可欠です。

このため、メイク部門のバイトスタッフには包丁でネタを均等に切るなどのキッチンでの調理技術が求められます。

包丁さばきが最初はうまくいかなかったバイトさんも数をこなすうちに、鮮魚店やスーパーの鮮魚部門並みにまで上達するようになるそうです。

銀のさらのPR活動を担うポスティングのバイト

銀のさらでのバイトの業務として重要度が高いのが「ポスティング」と呼ばれる、銀のさらのチラシを各家庭や事業所のポストに投函する作業です。

ポスティングは銀のさらをはじめとした宅配専門の飲食店にとって、唯一無二の販促活動であり、新規顧客の開拓にも欠かせない業務です。

このため、デリバリー部門のバイトは宅配のピーク外にポスティング作業を実施することを求められています。

また、店内で寿司をつくるメイク部門のバイトもピーク時間帯を過ぎると徒歩圏内でのポスティング作業に従事することになっています。

銀のさらはCMを多用する企業ではありませんので、バイトの地道なポスティング作業によってPR活動がなされているといってもいいかもしれません。