赤坂の駅前にあるハンバーガーショップでアルバイトをしていた時のことです。

赤坂はホテルも多く、外国人観光客も多いです。

近くに大使館も多いので、赤坂近辺に住んでいる外国人も多いです。

近くにはテレビ局もあり、モデル事務所もあるらしいです。

そんな立地から外国人のお客様も多いハンバーガーショップでした。

外国人のお客様は感じの良い方がほとんどです。

英語もゆっくり話してくれますし、メニューを指さしながら会話することが出来たので、英語がほとんどできない私でも対応できていました。

ある夏の日も外国人のお客様が来店されました。

ハンバーガーやポテトを注文します。

飲み物はシェイクが欲しいと言っています。

その時は夏のシェイクキャンペーンで、シェイクの味が、バニラ、りんご、バナナ、そしてラムネでした。

ラムネって、お祭りの時に売っているビー玉の入った瓶が特徴のサイダーみたいな飲み物ですね。

日本人には馴染み深いものですが、外国にはないでしょう。

外国人のお客様はシェイクのフレーバーを聞きます。

私は「バニラ、アップル、バナナ、ラムネ」と言います。

お客様は「ラムネってなに?」と聞きます。

私は日本のジュースだと言いましたが通じません。

ラムネは外国にはないでしょうから、わからなくて当然です。

かみ合わない会話が続いてしまいました。

「コーラじゃないの?」「ちがう」
「ジンジャエール?」「ちがう」

お客様は「トライ」と言ってくれたので私はラムネシェイクを注文してみると意味だと思ってラムネシェイクを作りました。

でも、試飲したいという意味だったのかもしれません。

こんな時日本人なら、わからないから諦めてわかるものを注文するのではないでしょうか。

外国人はわかるまで聞こうとするんだなと思いました。

考え方の違いに、はっとさせられました。

そして、もう少し英会話が出来るようにならないといけないなと思いました。