セブンイレブンなどのコンビニエンスストアではお弁当やサンドイッチなど消費期限が厳しく定められている商品を多く取り扱っています。

それらの商品が完全に売り切れることが理想ですが、消費期限が近づいても売れ残ったものは「廃棄」という運命が待っています。

食べ物を残すことはいけないことと教えられてきた私たちにとって、食品を廃棄するということは罪悪感を伴う作業となります。

セブンイレブンで働いてきたアルバイト経験者でも、多くの食品を廃棄することが最もつらい作業だという人もいます。

食中毒などのリスクを承知したうえで自己責任においてこれらの商品を持ち帰ってもいいのではという声もありますが、セブンイレブン本部ではアルバイトによる商品の持ち帰りを認めていません。

また、弁当類の廃棄や買い上げ制度をめぐり民事訴訟となっているケースもあるほどです。

便利さの裏にある問題を黙認することは破棄された食品たちにとってもとても悲しいことであります。

セブンイレブンのバイトはセブンミールを宅配することもある

セブンイレブンが2012年から手掛けているのが食事のお届けサービスである「セブンミール」です。

これは自宅近くのセブンイレブン店頭にて出来上がった食事を受け取ったり自宅まで届けてくれるというもので、高齢者の多い地域などで好評を博しています。

セブンイレブン店頭でセブンミールを引き取るときはアルバイトや社員がレジカウンター上で精算後に手渡ししますが、自宅に届ける場合は保冷機能付きの軽トラや軽自動車に乗ってアルバイトさんが契約者様のご自宅まで宅配に向かうようになります。

セブンミールはセブンイレブンが激化するコンビニシェア競争の切り札として参入したものですが、地域差により認知度がまちまちであったり採算性の問題などでフランチャイズ店舗の一部ではサービスを受け付けていないなど多くの課題があります。

セブンイレブンのアルバイト業務も増加していますが、将来性のあり伸びしろや改善性が見込める事業としてセブンミールは今後も拡大していことが予想されます。