バイト中にやってしまった失敗エピソード

わたしは依然、ガソリンスタンドでバイトをしていました。

初心者の私にとって、満タンのガソリンを入れることは簡単なことでした。

今では、ストッパーのようなものは、セルフスタンドだけかもしれませんがありません。

私の働いていたころは、ストッパーのようなものがあり、持っているだけで自動で給油できるようになっていました。

ある時、お客さんに「20リットル入れてください」と頼まれ、やったことのないわたしは、誰にも頼らず作業をしてしまったのです。

18…19…手を離したら、ストッパーがかかっていて給油が止まりません。

「20リットルと言われたしやばいな」と心の中で思い、思わずとった行動は、給油口からぬいてしまうという、前代未聞の事件。

もちろん、20リットルでは止まりませんし、自分はガソリンをかぶるし、お客様の車にもガソリンをかけてしまうという、大惨事になってしまいました。

大きな失敗をして、泣きじゃくる私を誰も責めようとしなかったことが、唯一の救いでした。

失敗から学んだ教訓、やった事のない作業は、見栄をはらず、先輩スタッフに聞いてから行動する。
もしくは、先輩スタッフにやってもらい、把握してから作業をする。
ということです。

そして、ここのガソリンスタンドでの失敗エピソードはこれだけではありません。

今度は、別の日、洗車を頼まれました。
またわたしの悪い癖、誰にも頼らず洗車を受けて作業を始めてしまったのです。

その車は、福祉車両で、左手でアクセル、ブレーキをする特殊な車でした。

たまたまそこの福祉スタッフが乗ってきて、「洗車をお願いします。

」と言い、降りてしまったので、操作方法も聞かずに洗車機へ向かいました。

恐る恐るクリープ現象で進めていき、いざ洗車機にたどり着いたときに、ブレーキはレバーを引くと勝手に思い込み、レバーを引きました。

なんと、それはアクセルで、洗車機に衝突してしまったんです。

福祉車両は、次の日に使うために洗車に来ていたのに、その車をぶつけてしまうなんて。

その時も号泣しました。

幸い、先輩スタッフに助けられ、怒られずに済みました。

車も応急処置ではありますが、福祉車両のレンタカーがなかったため、急遽、修理工場でのれるように治していただき、許してもらえました。

この失敗から学んだ教訓、先ほども書きましたが、やはりわからないことは、先輩スタッフに聞いて、失敗の内容に接客をする。ということ。

そして、バイトだからと気を抜かず、スタッフの一員として、誇りをもって仕事をすることを忘れないということです。