機械の取扱不注意から、商品を水分で濡らしてしまうという失敗をしました。

やってしまったバイト先は工場でのことです。

バイトしていた工場では、生産ラインから少し離れた場所に業務用の高圧洗浄機がありました。

この洗浄機を使って、ときどき商品を運搬する箱の中から外側と靴裏や床の洗浄をしていました。

飲食関係の工場なので、運搬器具や靴裏を常に清潔にしておく必要があるためです。

バイトの仕事内容は、工場で生産ラインに立って商品をセットしたり台に乗せて流したりしました。

自分が担当している分量が終わるとその合間に高圧洗浄機を使って、汚れた場所を洗っていくわけですが、高圧洗浄機から吹き出る水分の威力に圧倒され、ノズルを持った身体が若干振り回されてしまいました。

その時に商品の入っている外箱が少し濡れてしまってその商品は出荷できなかったという失敗をしました。

このバイト先では、手袋を使っての作業が禁止されていたわけではないのに、変に慣れた体裁を装い余裕のあるふりをしたことからこんなことになりました。

工場で使っていた高圧洗浄機の持ち手部分が冷たくて持ちにくかったのに、手袋を着けたり取ったりするのが面倒という本音もあってやってしまった失敗です。

不幸中の幸いとしては、ダメになってしまった商品の数が少なかったことですが、工場側としてはたまったものではないのもまた事実です。

私はこの失敗で身の丈に合った働き方をすることが大切だと痛感しました。

変に慣れたふりや分かったをするのではなく、機械が重たくて冷たいのだからすべり止め効果もあるゴム手袋を着用するとか、機械への取扱が不安なら、慣れている人にお願いしてみるとか、一回使い方を聞いてみるとか確認することが必要でした。

平気なふりをせず、強気なふりをせず、普通に素直に働くという姿勢が大切だと身に沁みた経験になりました。