私は学生の頃ペットショップでアルバイトしていました。

私がここでアルバイトを始めたきっかけは、犬が好きだからです。

小さいときから犬を飼っていて、もっといろんな犬と触れ合いたいという気持ちから始めました。

アルバイト初日、さっそく犬と触れ合える仕事でした。

最初は、ゲージを1つずつ洗ってほしいとのことで、洗うゲージに入っている犬を出して掃除します。

しかし、その時私はあることに気づいたのです。

犬だけじゃなくて、猫もいることを完全に忘れていました。

私は猫が大の苦手です。

というのも、小さいときに友達が買っている猫に噛みつかれたのです。

絶対に噛まないといっていた猫に噛まれて引っかかれて以来、猫に近づくのも恐怖です。

しかし、このまま猫が怖いからやらないというわけにもいかないので、恐る恐る猫のゲージを開けました。

猫の特性を全く知らなかったので思い切ってドアを開けたところ、勢いよく猫が外に飛び出して行ってしまいました。

私はすごく焦って急いで追いかけ、追いついたのですが、まず抱っこができません。

本当に怖くて足がすくんでしまいました。

すぐさま店長に助けを求めに行って、なんとかゲージに戻すことができました。

私は心臓のドキドキが止まらず、本当に怖かったです。

店長の指示のもと、猫の特性などを聞き、一緒に仕事していくうえで、猫嫌いを克服し、アルバイトを3年も続けることができました。

私は今回の失敗で学んだのは、「怖いからやらない」ではなく、「怖いからやる」ということです。

怖がっていては何も始まりません。

怖いからこそ立ち向かっていって克服していくのです。

怖い場面に出くわした時こそチャンスだと思ってます。

その教訓はいまだに生かされています。